2019年3月14日木曜日

Dream League 11の見所を3つ。

◆神君puppey The Destroyerは勝てるのか。

神君ppy率いるSecretが現代シーンにおいて最強のチームである事はもはや誰の目にも疑いようのない事実である。しかしながらその世界最強チームSecretという現実は、kuroky率いるLiquidの存在しない世界線において作られた既成概念である。より正確に言うならば、Secretが積み上げてきたここまでの実績は、miracle-の存在しない場所でコツコツとポイントを積み重ねていただけにすぎない。そして、現代シーンにおいて、miracle-というIDは、dota2シーンの全てを意味する。ppy率いるsecretが世界最強のチームであるという事実は、dota2シーンの外側で築き上げられた砂上の楼閣なのだ。

神君ppyの戴冠と共にdota2シーンが終わりを迎え全ての争い事が終わり世界に平和がもたらされるであろうといういつか予測した現実が、もうすぐそこにまで迫っているかと思える今、果たしてmiracle-は神君ppyの天下太平を阻止出来るであろうか。果たしてppyはmiracle-に対し、「miracle-とて人の子である」という遠い昔に忘れ去られた現実を突き付けることが出来るだろうか。




◆覇王maybeを失った中国。

dota allstars17年の歴史の中で最悪のマネジメントを有するLGDによって、遂にmaybeが墜ちた。まぬけなeSprotsによって潰されたと表現するのがこれほどまでに適切なプレイヤーは、maybeをおいて他には思い浮かばない。maybeはその登場以来、常にdotaプレイヤーの序列4位以内に入り続けていたプレイヤーであり、一度として五位以下に落ちる事はなかった。そのプレイヤーを失ったのだから、当然LGDは、そして中国は弱くなるはずである。かつて中国はdota2において、2年近くもタイトルから遠ざかっていた。そのような時代が再び訪れても、なんの不思議もない。maybeの穴を埋められるプレイヤーなど存在しないのは当然の話であるし、現状の中国はプレイヤー数の減少と相反して、無駄にチーム数が増えすぎており、戦力が分散して全体的に弱体化傾向にある。DL11におけるLGDは、maybeを失って尚、優勝して然るべきチームの1つではある。けれども、その大業は成らないだろう。中国のdotaは昨年のTI8において、LGDという世界最悪のマネジメントを誇るチームがふざけたpickを繰り返し、自ら己の手によってmaybeを完膚なきまでに叩きつぶしてしまった時点で、終わったのだろうと僕は思う。




◆Jリーグで2年連続50点とるストライカー拒絶者。

Jリーグで50点獲ってるヘンリク・ラーションこと拒絶者が、Jリーグで2年連続50点獲って帰ってきた。世界の頂点を争うレベルでの実績はLGDに完膚なきまでに叩きのめされたという記憶だけが残るレベルでしかないが、幸いにしてLGDは自壊していった。50点、それも2年連続50点。100点の男ヘンリク・ラーションは果たして、中国に新しい時代の幕開けを告げる事が出来るのだろうか。maybeから拒絶者へ、というのは中国のPUBの頂上でかつて起こった時代の移り変わり。そのIDに不満はないが、miduan、miracle-はあまりに遠く、チーム力の差も歴然である。