2019年4月7日日曜日

DreamLeague Season 11のLGDは素晴らしかった。

DreamLeague11は想定外に面白かったのだけれど、その最大の理由はmaybeを欠いたLGDの素晴らしさだったと思う。LGDは天下を取り損ねた男maybeという不世出のタレントをmaybeのプライベートな事情で欠き、CDECのpos2をmaybeの代役としてプレイさせた。当然戦力はがた落ちで、pos3のchaliceとpos4のfyに問題があるLGDがまともなリプレイを残せる可能性はほとんどないと思っていた。

ところが、LGDはpos3とpos4をゲーム中に入れ替えることで、chaliceのプレイヤーパワー不足と、fyの「必ずfarmを取る必要がある」というプレイヤー特性の持つ弱点を共に打ち消し、素晴らしいリプレイを残し続けた。彼らが選択した戦略は相当いびつかつ、異質なものであり、maybeを欠きながらこの内容のリプレイを残せてしまうならばということで、世界で一番印象の悪いチームであるLGDに対して少しの好感度が芽生えてしまった。

dl11が楽しかったのは紛れもなくLGDのコーチやらマネジメントやらのおかげであり、僕が現在のdota allstarsシーンで最もヘイトを溜めている人達に対する複雑な感情が芽生えてしまい、どうにも居心地が悪い。LGDがmaybeとameを殺し続け、今も尚殺しているのは事実だけれど、という話にはなると思う。既にLGDはti9への出場を事実上確定させている。maybeは既にLGDに復帰済みである。