2004年11月6日土曜日
ドラゴンクエストとディアブロ
ドラゴンクエスト5は僕が最初にのめりこんだゲームと言ってもいい。
まさかスーパーファミコンなど買ってもらえるとは思っていなかったクリスマスにドラゴンクエスト5を手に入れ、大げさではなく数年間ずっと遊んでいた。小学生時代は小遣いをもらっておらず中学に入っても1000円だったし、ソフトを貸してもらえるような友達もいなかったのでドラゴンクエスト5が幼少時代、というのか学生時代、というのか青春時代の全てだったと言っても過言ではない。どこのツボに何が入ってるのかも完璧に把握してたし、これは妄想や病気といった異常な類だけれど、あと何歩歩けばどんな敵が出るのかもわかったような気がしていて、実際にその予感が当たるくらいにやり続けていた。
そのような自分が外出するのは金曜日のみで、何の為に外出するかというと、ゲーム雑誌を立ち読みする為である。当時はスクウェアの全盛期で、色々なゲームが物凄かったのだけれど、一つも遊んだ事はなく、夢と幻想の中に浸ってスクウェアのゲームを遊んだような気になり、疲れ果てて帰宅してはドラゴンクエスト5をしていた。
そんな中で、ファミコン通信の編集者が熱中しているゲームランキングの円グラフのようなものがあり、そこで常にトップだったのが、他ならぬディアブロであった。
そして、ディアブロの続編であるディブロ2と僕は幸せにも、あるいは不幸にも出会ってしまったのである。
これが僕とデアィロとドラクエのあらかたのなりそめである。
残念ながら、僕はドラゴンクエスト8をプレイする事は出来ないであろう。
PS2を所持していないのが第一の理由である。
しかしながら、PS2とドラゴンクエスト8を買うだけの貯金はある。
現在、18万円ある。
しかしながらこれは丸々使える金額ではない。
僕は家に1ヶ月1万円を入れており、18万円というのは18ヶ月分という事だ。もちろん、電気代にも満たない金額ではあるものの、これが精一杯の僕なりの抵抗運動というか、なんとか平常心を保っていられる最後の拠り所、プライドのようなものである。
なぜこの18万円を使う事が出来ないかというと、ディアブロ3をプレイしたいから以外に他ならない。
何が何でもディアブロ3を遊びたい。
もしディアブロ3を遊ばずに死ぬような事があれば、これまで生きてきた意味などないようなものだ。
そして僕自身、もうお金を稼ぐことは出来ないだろうという直感のようなもの、あるいは実感を得ている。
あと一年と半年より短い間に、ディアブロ3が発売される事を心の底から願って、今はただ耐え忍ぶ。
ドラゴンクエスト8をプレイしたいという強い思いなど、対岸の火事だ。