2004年11月30日火曜日

恥ずかしい話



9時から何かをしようと思ってテトリスをゴミ箱に突っ込み、ゴミ箱を空にしてインターネットエクスプローラを開いてお気に入りを適当にクリックする。
どこも更新されていないので、真性引き篭もりをクリックしてみると、ここも更新されていない。「なんだよ!はやくなんか書けよ!」と少し苛立ってみたものの、よくよく考えてみれば真性引き篭もりを書いているのは僕自身であり、更新されていないのは当たり前の事である。

悔しいので何か書こうと思ったのだけれども、9時までにとなると少し難しい。xyzzyのインストールに10時間ほどかかって空腹と苛立ちで倒れそうになったとか、p47が未だに動かせずに非常に腹立たしいとか、「フリーセル」というやつが面白いらしいという文章を読んで、トライしてみたものの全然ルールがわからず、どこが面白いのかまったく理解できず
「ああ、僕もゲームをつまらないと思えるような所
 まで成長出来たんだ。 これでもうゲームなどという
 くだらない事で時間を浪費する事もなくなるんだ!」
と、物凄く幸せな気分になった次の瞬間にはピンボールを7時間程遊んでいたとか、ドラクエ8をもしプレイする機会が訪れたならば、勇者の名前はプンペンにしよう!と固く心に誓っただとか、真性引き篭もりブログで公開したメールアドレスに「セックスしてください」などというスパムメールが届き、笑いながらもそのメールをしげしげと読み返し、危うくそのようなものに縋りそうになってしまう自分を見て嘲り笑いが止まらなくなっただとか、テトリスをゴミ箱に突っ込んで削除したつもりが間違ってブログの下書きをしているフォルダを削除してしまい、今日投稿しようと思っていたブログが全部おじゃんになってしまったとか、「酢を単独で飲んだから咽るんだ」と、牛乳に砂糖とインスタントコーヒーの粉を入れたものを電子レンジで20秒して、そこに酢を入れて飲んだら物凄くまずく、酢を単独で飲んで咽たときよりも悲しい気分に陥ったとか、そのような、書こうと思えばブログに書ける事象はいくつかあるのだけれど、僕はこのブログというものをそのようなくだらぬ愚痴、あるいはくだらない思いを適当に振りかざす場所としては使いたくないので、書かない。

では、何を書こうかという段になり、「恥ずかしい話」を書こうと思ったのだけれど、幸いにも時計が9時を指し示し通り過ぎてくれたので、こっぱずかしい話をウェブ上に公開せずに済み、一安心して投稿ボタンを押すに至る。