2004年11月15日月曜日
インターネットは広すぎる。
ブロックブログの素晴らしさを称えようかと書いてみたものの途中で折れてしまい、それでも何か書かねばとDOTA allstarsのヒーロー解説でも書き始めれば50投稿は持つな、などと馬鹿げた皮算用をしてみたりしているとTorus Trooperがやりたくなり、「今なら大丈夫!」と自分に騙されてぐでんぐでんになった。もう駄目だ、と机にうっぷしていると、インターネットの広さに困惑するに至る。
正直、僕にとってインターネットは余りにも広い。
広すぎる。宇宙の始まりで例えると、ビッグバンくらい広い。
DOTA allstarsを辞めてから、ネットサーフィンというものを始めたのだけれど、これは僕には向いていない。無数のホームページがあり、それらは行き止まり無く繋がり、クリック一つで金太郎飴のように新たな活字が現れる。これを左クリックでさまよい続けていると、さらにさまよい続けていたい誘惑にかられる。
それらを際限なく読み続けていると、自分自身が無くなってしまうのではないかという恐怖に囚われた。
他の人が書いた文章を読むと、どうしてもその人の文章が脳みそにこびりついてしまう。これが新聞や小説、あるいはゲームの台詞といったものならば、距離を置くのは簡単なのだけど、直接書き手が見えてしまう文章を読んでしまうと、語り掛けられているような錯覚を覚えて、どうしても影響されてしまう。
影響、というよりも、汚染されてしまう。いや、穢れているのは僕の方なのだから、浄化されてしまう、といった方が正確だろう。
それが、途轍もなく怖い。
僕はDOTA allstars中毒者、あるいはゲーム中毒者として汚れたままの姿でいたいのに、人様の文章は物凄く幸せではつらつとしており、「こっちに来い、お前も綺麗になれ」と言ってるように聞こえる。
いやなのだ。
僕はこのままぐだぐだのブログを投稿し続けたい。
その為にもうインターネットはするまいとインターネットエクプローラをアンインストールしたい衝動にかられたのだけれど、それではブログが更新できぬということに気がついて、思いとどまる。
とりあえず、もう少し。