2005年3月10日木曜日

農村は馬鹿だ。



あの、それは、少しだけ。
そう、ほんの少しだけ間違っていると思います。


低価格志向が日本の消費者に受け入れられなかったのではなく、日本の消費者は既に低価格の中にどっぷり漬かっていたので、カルフールに魅力を感じなかったというだけではないでしょうか。


カルフールのやり方を調べてみると、おっきい駐車場のあるおっきい店舗を郊外に出して、徹底的に低価格を打ち出して食品だけではなくいろんなものを売るスーパースーパー大作戦であり、それは主婦の店ダイエーが30年前に吸い尽くした商法であり、そんな時代遅れのもので勝てると考えたフランス人は馬鹿であるというだけの事であり、撤退を余儀なくされて当然です。


だいたいからしてカルフールのホームページで店舗の見取り図を見てみると、おもちゃに文具に家電にパソコンというあきらかに新参者のオフランス如きが低価格を打ち出せる余地の無い品物が並んでおり、200%勝ち目の無い潰れかけのダイエーといった風情で、店員の底抜けにまぬけな笑顔が涙を誘うばかりです。

しかも、カルフールの売りは何かと調べてみれば、チーズとケチャップとオリーブオイルとパエリヤであり、それらが日本で説得力のある兵器として通用すると考えていた時点でフランス人は頭にぎっしり黄色いパエリヤです。


そんな子供だましのやり方が通用するのは発展途上国だけであり、我が国のような小売業が進化に進化を重ねて低価格の低価格の特化の特化、叩き売りの叩き売りの行き着く先まで行ってしまっておる国に進出した時点で間違いであり、「世界第二位」といった全米一位級の子供だましを真面目に受けて真面目な文章で農村を叩いている人間の知の底の浅さが見え知れ渡り透き通るところであります。
あ、日経の事です。日経。ええ。


日本で流通している農産物は大きく分けて、低価格の中国産と高価格の国産という2種類であり、中国産を買いたくない人間は神話を信じる信じないは別として、国産の品物を買い、気にしない人間は気にせず中国産の椎茸や痩せ細ろえた白葱を買い求めるわけで、それを嗜好操縦と呼ぶのはものっ凄く、ずれております。国産野菜と中国野菜にブランド力以外の差は無いと仰るのならばそれはもう、黄色いパエリヤですが。





>日本に於いては、農産物の調理技術が未熟であると言うことも一因かも知れない。
>素材にあまりにも依存した料理技術しか開発されてこなかったのだ。
ええ、そうですよ!それですよ!
ほんとうに我が国の食文化は過った進化を犯してしまったと感じます。

>安い素材をいかにして上等の料理に調理するか、
>これこそが料理技術であるのだけれど、それがない以上、
>料理はバカダカイ「素材」だけに依存することとなってしまう。
>悲しいかなである。
悲しい。
ものすごく悲しいかなであります。
ところで、バカダカイ素材に依存した我が国の料理にはどのようなものがありますか?ついでに、安い素材を上等の料理に調理する世界の技術というものを、物凄く知りたいので教えて頂けませんでしょうか。





少し話しを戻します。
農村に妻を寝取られ、また娘を駆け落ちされた僕としては、日本中の農村という農村を焼き滅ぼしてファンガスの海に沈めたい日々思っているわけですが、やはりやるには周到に準備を重ねてぬかりなくやらねばならぬと思うわけで、毒電波パエリヤをブログで垂れ流すというのは、戦略としてどうかと思うのです。
やるならきっちりやりましょうよ。
これ本当に物凄く。

いや、本当に農村を潰したいってのはあるんですよ。
農村に妻を寝取られ、また娘を駆け落ちされた身ですから。
あ、ところで余丁町散人さんはどちらですか?
農村に妻を寝取られた方ですか?
それとも、娘を駆け落ちされた方ですか?

いや、その文章から迸る凄まじいパワーから読み解くに、絶対にそのどちらかだと思うのです僕と同じ臭いがするのです。一行目と終行にまったく関連性が無い文章とか。
寝取られましたか?
駆け落ちましたか?






なんか中途半端に長くなってしまいましたが、僕がとにかく思ったのは、将来おおきくなったら、偉い大学へ行って、偉い商社に勤めて偉くなって、それから退職して、退職した後はマッキントッシュとか買って、毎日毎日ブログで農村を罵倒し続けるといったような、素敵な老後を過ごしたいです。
拝啓。