2005年4月10日日曜日

アフィリエイトのススメ



アフィリバナーと糞ガーによって、糞ブログが今日も増え続けているのは紛れも無い事実であり、疑う余地の無い悪夢だ。

けれども、全てのアフィリバナーが悪いわけではない。





時々、アクセスカウンタが怖くなる。
なぜなら、時としてそれは人の心を狂わせるからだ。ちょっと人が増えたくらいでR30までもがピーチクパーチク踊っているのを見たりしたりして、その恐ろしさを再認識した。


ああいうタフな人ならどうって事無いのだろうけれど、僕に代表されるような繊細でか弱く健気な晩生の末端ブロガー達は、アクセスカウンタのはじき出す数字に右往左往を繰り返す。

問題は、アクセス数ではない。
それら読者がどこから来るのかだ。


個人ニュースサイトというジャンルがある。
あれは本当に恐ろしい。
知らない人が突然として、物凄い数で訪れる。当ブログの場合は3~5%くらい定着していただいたような感じもするのだけれど、僕が目にしたいくつかの現場では定着率は見事に0%だった。10が200、500、200を経て10に戻るというのは、相当に堪える。




何かをウェブ上に上げるという事は、誰かに読ませるという事である。
誰かに読んでもらいたいという事である。
基本的には、あくまでも、基本的には。
だもんで、アクセス数が増える事を嬉しいと思わないブロガーはほとんどいない。
悪意を持った匿名掲示板からのリンクだとかいったような例外を除いては。


そういう意味では、大きなサイトの管理人が誰も知らない小さなブログを取り上げるってのは、ニュースサイトの中の人側から見れば「面白い記事へのリンク」という意味だけではなく、分け隔て無くという愛である。

けれども、明らかに違う客層の人が普段の10倍以上も訪れて、それが数日で去ってしまうと普通の人は、結構乱れるものであり、単純にハッピーだとは言い切れない。無慈悲であり、残酷なアクセスだ。



ブログ以前、まだインターネットが物凄く不便だった頃、リンクというものは物凄くいびつに、けれども緻密にか細くか弱く繋がっていて、今で言うソーシャルネットみたいな感じだった。見ず知らずの人が大挙して押し寄せては大潮のように引いてゆくなんて事はあまり無かった。
いや、実は全然知らなくて決めうちで適当に言っているだけなんだけど、多分。


それが今では、ちょっと話題性のある投稿をしただけで、それを目掛けて大勢が訪れるバリアフリーのインターネットになってしまった。クリッピングサイトだけではなくて、トラックバックとか、ブログランキングとか、ソーシャルブックマークとか、色々。



そういう、まったくブロガーには興味の無い読み手がYahooやGooを読むような感覚で訪れては去っていく、という対象にされた時の為に、なんらかの防御策を講じておいた方がいいと思う。

アクセス数が跳ね上がったのを目にして高揚し、力を入れすぎて燃え尽きるのとか、コメントをハンドルネーム入りでつけた人々が次の日にはもう綺麗さっぱりいなくなって一度きりな事に対する喪失感とか、その日のアクセス/dayがずっと一位をキープするのを見て「あの日が自分の書き手としての頂点だったんじゃないか」って落ち込むのとか。





そんな風にならないためにお勧めのアイテムが、これ。
アフィリバナー。



アフィリバナーを自分のブログに貼っておくだけで、アクセス数の跳ね上がりがとろけるプリンや箱説無しのバハムートラグーンに変換されて人生を彩り、変な風に悩み慌てる事無しに、どっしり構えてられるようになるわけである。


アマゾンとグーグルとA8netと電脳卸とカリビアンドットコムとカジノと腐った出会い系だけが唯一貴方の味方なのだ。他は全部敵だ。悪意の無い殺意だ。頼れるものの何も無い弱小ブロガーにとって救世主であり必須アイテムであり、今すぐ張りまくるべきなのだ。




というわけで、本当に!
みんな、今すぐアフィろうよ。
儲けたいとか欲の面とかキモいとか、そんな事は気にせずに、訪れるかもしれない大量の通りすがりによるモチベーション危機に備える為の、護身の為のアドセンス。