核爆弾に綺麗な核爆弾と汚い核爆弾が存在するのと同じように、
戦争にだって綺麗な戦争と汚い戦争が存在する。
綺麗なのがよくて、汚いのが悪いと言う人もいれば、
汚いのがよくて、綺麗なのが悪いと言う人もいる。
どちらにしろ、戦争は戦争である。
一番の犠牲者はいつだって市民だ。
戦争は良くない。
犠牲者を生む。
誰かが悲しむ。
必要なのは圧倒的な平和だ。
誰もが広く成り立つ世界だ。
けれども、そんな時代はもう来ない。
そう!しかし!
戦争を誰よりも望むのもまた市民だ。
日常は退屈で、刺激が足りない。
そこで戦争だ。
血みどろの激戦だ。
戦力均衡行き着く先は泥沼だ。
誰が死のうと知ったこっちゃない。
死ねば死ぬほど面白い。
本物の市民は戦争なんて望んじゃいない。
本物の市民が望んでいるのは、安らぎであり充足であり、平和だ。
戦争を喜ぶのはいつだって無責任なくだらない若者だらだ。
もはや市民ではない。
だから戦争を望む。
誰が死のうと知っちゃこった無い。
始まれ!戦争。
綺麗な戦争。