2005年6月17日金曜日

理由の1つ



我が国は武器輸出を行っていない。
十分である。










国際社会で発言力を持っている国は総じて武器輸出大国である。
米露は言うに及ばず、フランス、中国、ドイツ、オランダスウェーデンイタリア。
それらの国は武器輸出と密接に関連づけられた外交を行っている。


我が国にはそのような外交は存在しない。
なにしろ、武器輸出そのものが存在していないのである。

これは誇りである。











武器が絶対悪だ、とまで言うと語弊があるだろう。

しかし、戦争は絶対悪である。
そうでは無かった時代は過ぎ去った。
1978年、あるいは精々ソマリアまでだ。


少なくとも僕はそう認識している。
もはや、ある意味では残念な事に、戦争は絶対悪だ。

同じく、武器輸出もそうであろう。








我が国は武器を輸入している。
しかし、我が国が武器輸入国である事に、それ程の抵抗感は無い。
何故ならば、民主主義国家であり、なにしろ9条がある。






しかし、世界は日本のような国ばかりではない。
武器輸出国は所構わず武器を売る。
ところかまわずだ。
これは、悪だ。






韓国は潜水艦を持っている。
ドイツ製だ。

まあ、それは良い。
韓国は少なくとも非常に低レベルながら許容できる国家である。


対して、台湾はドイツ製の潜水艦を所有していない。
何故ならば、ドイツは台湾に潜水艦を売ることを拒んだからだ。


何故か。
単純である。



ドイツは台湾よりも購買力のある国に武器を売るつもりだからである。
数年内に、EU圏の対中武器輸出は解禁されるだろう。
ドイツは、フランスは、ベルギーは、オランダは、あの国に武器を売るのである。

そのような国を信じる事が出来ようか。
まったく、出来ない。






彼らは世界中で同じ事をしている。
「売ってやる」という外交と「買ってやる」という外交。
絶対悪と絶対悪の混じり合いである。


そのような中に、日本はいる。
それは正しく一条の光である。





即ち、日本の存在しない世界よりも日本の存在する世界の方が優れていると信じるに足りる。日本の存在しない世界よりも日本の存在する世界を信じるに足りる。
また、我が国の地位が高い世界の方が信じるに足りる。

1に国益2に国益、強い日本を望むのである。
我が国はより強くなるべきであり、より強固であるべきである。








少なくとも、武器輸出を行っていないという点で、我が国は愛するに足りる。些細だが、十分である。よってウヨである。ネット右翼である。

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おっと、大事なのを忘れてた。
参考資料。(笑)