2005年7月2日土曜日

姓名



ブログを書き続ける気がある、という現状の真性引き篭もりhankakueisuuが強制終了させられるものは、実名以外に思い当たらない。つまり、実名匿名ってのは僕にとってそれなりに重みのある近い問題である。






なぜそのような、となるとそれも答えは簡単で、僕がこれまで過ごしてきた歳月というものはは羞恥呵責の限りでしか思い返せぬものであり、想像しただけで耐え難い。




本名というこれまで背負い刻んできた人生とは隔離された場所であるブログと、「IDは半角英数で」というブロックブログの説明書の文字列から引っ張ってきた、完全に無個性な、ハンドルネームですら無いハンドルネームを用いる事により冷静に、これから先も解決する事の無いであろう多くの怨み辛みの私情から距離を置き、自分自身が何をしていたかを記録し、何を考えていたかを確認する為にブログを始めたわけである。一言で言うと自己との対話であり、姓名や容姿といった"私"から自分自身を切り離し、出来る限り客観的に確認するためである。


自分にとっては姓はもちろんの事、名も同じように、目にするのもおぞましい文字列であり、その憎悪入り交じったおぞましい1人の人間が書いた文章を読み返す、ってのはおそらく精神的に持たないだろうと思う。


また、姓名と繋がった含む自分自身の書いた文章を読む事が耐え難いのと同じくらいに、親バレ弟バレも無理だろうなと思う。間違いなく即DELするだろう。







すなわち、僕の認識では「実名問題で取り乱す奴はよっぽどろくでもない人生を歩んでいる」という事であり、本名出されて取り乱している人は全員物凄くかっこわるい人。
多分、真性引き篭もりかなんかだな。絶対。







強引には無しを繋げると、インターネットが実名化したところで何も変わらないだろうと思う。当たり前の話だけど。


1つ言える事としては、実名化して平気なのは、実名が問題を抱えておらず表裏のほとんど無い悟り気味な穏やかな人達と、実名を売る事で利益を得られる人達、あとは包丁持って学校に切り込むような恥も外聞も無い人達か。

残りの多くの中間層の人達は、実名に否定的だろう。
なにせ、何のメリットも無いだろうから。


実名は攻撃される材料にこそなれ、攻撃者を抑制する材料にはならない。
「ウェブ上で匿名者に理不尽な攻撃されてプンスカプン」とか言ってる人達は、オフライン上で実名を知っている相手に理不尽な攻撃をされた事が無いかどうか、一度思い返してみるといい。


そして、インターネットってのはオフラインの数倍~数百倍もの他人と繋がる道具であり、理不尽な思いをする可能性もそれだけ増える、って事だ。罰則のない罪は無くならない。また、リターンがリスクより大きいものも、同じように無くならない。単純な話だ。
















「じゃあ、コメント欄を閉鎖する以外に道は無いのか?」
って問われると、実はそうでも無いと思う。
幾らかの人は納得できる、いい解決方法がある。





「コメント課金」、これ。

「100字100円!」とかいった具合に課金する。
「1000円じゃ割に合わない」とか思う人は、
「100字100万円!」とかいった具合に課金する。
払ってくれたら何を書いても構わないよという合意を双方で行う。

「ネチケットを守ってくださいね(^^)」だとか、「コメントしたい奴はまず妹とfuckさせろ!」とかそういうのよりはよっぽど現実的だと思う。

もちろん、アブラヒモビッチみたいなのが「死ね!」「バーカ!」とか粘着してくるって可能性もあるけれど、それはそれで管理人にとって金払いのいいコメンテーター、ってわけで旨みのある客って事で。「もっとぉ!もっと言ってぇ!ひゃー!ひゃくまんポンドー!」みたいなMの快楽。




もしも「コメントに課金出来る」ってのがあると、それなりにではあるけれど、機能するだろう。「そんなの払ってまでコメントする奴いないよ!」っていう意見もあろうかと思うけれど、人力検索はてなに500円も1000円も出している人がいるのを見ると、案外普通のサイトのコメントに課金しても支払う人はそれなりにいるんじゃないかと思う。

また、課金コメント欄と無料で送れるメールアドレスが併記してあれば、普通の人はメールを送信するだろう。すると、「金を払ってでも言いたいコメントのみがコメントとして残る」という自動選別的なメリットが生まれたりもする。


そりゃあ、まあ、寄付的なキモさは消えないけれど、興味の無いGoogleアドセンスを信者がクリックしてゆく光景とかよりは、よっぽどマシだろう。コミニケーションに課金する=宗教的、あるいはキャバクラ的な壮絶な気色の悪さはあるのだけれど。








「金払ってくれてるんだから好きにさせてあげとこう・・・」
くらいが、適度な妥協の位置なんじゃないかな、と思ったり。




話が逸れた。