2005年10月3日月曜日
言及リンク無しのトラックバックをはじくプラグインのなにがいけないか。
それ、即ち言及リンク無しのトラックバックをはじくプラグイン自体がいけないとは思わない。ただ「言及リンク無しのトラックバックは弾かれますよ」という説明が十分に為されていないのは、いけないと思う。
例えばはてなダイアリーは言及リンク無しのトラックバックは弾かれるようになっているが、そんなの誰も知らないし、説明されているとも言えない。
普通のインターネッターはエラーログ洗って原因を究明するなんて事は出来ないし、出来たとしてもべらぼうに時間がかかる。またインターネット慣れした人間でもはてなのマニュアルの該当部に辿り着くのは相当に大変な事だろうと思う。はっきり言って、不可能に近い。
「調べればわかる」「探せば見つかる」と言われてしまえば、確かに仰せの通りその通りなのだが、それは物凄くLinuxコミュニティ的な自分で調べろマニュアル読めnoobは帰れ的な主張であり、受け入れがたい。
任天堂の優れた技術者がゲームに初心者を取り込もうと頑張っているのに対し、インターネットの優れた技術者は初心者お断りのシステミングをするのかな、みたいな違和感がある。
これは推測なのだけれど、はてなダイアリーへのトラックバックが通らずに調べたり再度撃ったりしたけれど原因がわからずに泣き寝入りしているって人はかなり多いと思う。
それと同様に、言及リンク無しのトラックバックをはじくプラグインを導入されているブログへのトラックバックが通らずに、調べたけれど徒労に終わり時間を無駄にし泣き寝入りしている人もかなりいると思うし、これからも増え続けるだろう。
その不説明性、不親切さという明確にして確固たる障壁を作り上げておきながら、インフォームドコンセプトが為されていない、というのがどうも納得のいかない点である。