もしも僕は1つだけ問いたい。
はてなのトップページに、特定個人への誹謗中傷サイトや、犯罪被害者のプライベート、あるいは少年犯罪加害者の実名や顔写真というものへのリンクが貼られたら、はてなはどうすんだ?
当然「当事者間で解決しろ」って言うんだよな?
とうぜん、「ブックマークは自由だから」って言うんだよな?
いや、それはもう既に行われている事なんだから、この問いは不適切だよな。
どうやら、僕が問題にしている事と他の人達が盛り上がっている事は表面的に少しだけ、あるいは根本的に全然違う問題のようだ。もちろん、その文脈上で一緒に読まれる事に関しては有り難いとは思いこそすれ迷惑だとは思わないのだけれど、ちょっと書きたい気分になったので少しだけ僭越ながら書かせていただこうと思うに至る。
自分は、コメントの善し悪し、ブックマークの善意と悪意なんてものには興味がない。そんな話はするだけ無駄だし、考えるだけ無駄なことだ。
どこにでもろくでもない奴ってのは一定の割合でいて、インターネットに限らず、あらゆる場所やものは人が増えれば俗悪化するのである。そして、我が国のインターネットはもはや未来永劫、"2ちゃんねる化というゴールが押し寄せてくること"から逃れる事は出来ないのである。(2ちゃんねる化から逃れられない、という意味ではない。)
また、はてなブックマークが道具として欠陥を抱えていると言うつもりも無い。
なにせ、あんなもの仕組み的に言えば既存のものを極東アジアのパクリ大国のプログラマーが島国バージョンにマイナー化しただけの劣悪なロシツキー即ち2番煎じであり、そんなことはどうでもいい話だ。
ユーザーには問題がない。
ツールにも問題はない。
では何が問題なのか。
それは、たった一つにして唯一それ。
株式会社はてなの運営姿勢、強いては思想そのものだ。
一言で言えば「道徳を果たさない」という戦略だ。
平易な言葉で言えば「やりたい事しかやらない」という無責任さだ。
はてなブックマークでは、どんなよくない事が起こりうるのか。
まあ、よくない事と言っても、それは僕が気に入らないって事でしかなく、万人がよくないと思うかどうかなんて知ったこっちゃないし、そこをやりあう気はまったく無い。
つまり、はてなブックマークで例えばどんな、よくない事が起こるのか。
それは言うまでもなく、2ちゃんねると同じ事が起こるのである。
それはもう生じているし、生じているのではなくシステム的に生産されているのである。URL必須の一行掲示板、そしてvoteによるトップページへの晒し上げシステム、お気に入りというイービル子分からしたイービル親分の追い掛けやすさというのは設計だけで言えば2ちゃんねるよりもさらに悪意に化けるものだ。
そして、僕の頭の中にある起こりうる具体例は次のようなものだ。
例えば、容姿端麗ではない顔写真をウェブサイトにアップロードしていた、というだけで暴徒が押し寄せてネタ化され、1人の人間の人生存在そのものがはてなのトップページに晒されて娯楽として消費されるという事態が生じた時にあなた方は何を考えて何を言うつもりなのだ。
覆水盆に返らぬ場所で、その不可逆な嘲笑、陰口、個人叩き、一方的暴力、はてブスクラム、ブックマークrapeの生産と拡散を手助けしながら「当事者間で解決しろ」「ブックマークは自由」と曰う奴らに激昂を感じずにいられる程に僕は人間が出来ていない。
それら、娯楽として消費される人生が生じる事に対して「自己責任だろ」と自己責任論を唱える人々に対しては、一定の譲歩をする。例えばきもいおたくをきもいと書いた人の全てのプライバシーが暴力に晒された事件などは、自己責任という側面がある。
けれども、世の中にはそのような事態ばかりではない。
例えば、スターウォーズ少年は世界中の笑いものとされたわけだが、彼はそれを自分でインターネット上にアップロードしたのではない。つまり、第三者による悪意あるコンテンツ作成が簡単に出来てしまうのがインターネットなのである。
また、対象者が二十歳20の大人であれば「自己責任だ」という意見は一定の説得力を持つが、それが中学生であればそのような物言いには説得力が無く、小学生ともなればそのような自己責任論はただの暴力でしかない。
そのような事態が生じたときに「当事者間での解決」を求めるという対応が適切で筋の通ったものであると考える人間がいたらそれははてなか、真性の馬鹿かだ。
そして、これは当事者の辛さという以外の問題を抱えている。
それは、場としての健全さだ。
2ちゃんねる化とは何か。
それは「全ての場は、人が増えると俗悪化リスクが高まる」という事である。
はてなブックマークという場には、今のところたかだか2000人しかいないのである。
たったの2000人である。
その中ではてなブックマーカーと呼ぶ事の出来る人は200人といった所だろう。
たったの200人なのだ。
さらにトラブルを生じさせる人となると、その十分の一、20人くらいのものだ。
たったの20人なのだ。
それはあまりの少人数極めて小さな村の出来事であるからして、大きな問題は起こっていないと考える人にとっては、大きな問題は起こっていないと言う事が出来るだろう。けれども、母数が増えればもっと凄い人は出てくる。
ご存じの通りはてなブックマークは多重アカウントが可能だ。
しかも「当事者間での解決を求める」という運営姿勢を取っている。
おまけに、特定URLをブックマーク禁止に出来るような設計も存在しない。
即ち、もっと凄い人、凄い悪意を持った人、というのが出現したらおしまいなのだ。
例えば裸の駄々っ子なんかは掛け値無しで100時間以上かけたし、拝啓、Mr.Nituiteも数十時間をかけて集めて全てのURLに対してトラックバックを撃った。仮に同じくらいの異質な生真面目さを持った人間が真の悪意を有していたとすれば、はてなのトップページという巨大なアクセスを有するウェブサイトに連日連夜誹謗中傷サイトを晒し上げ続ける、という作業は簡単に成し遂げられるものである。
言うまでもなく、そういう頭のおかしな狂った人間に対して自治だとか当事者間の話あいだとか、心がけをどうしろだとか、マナーだモラルだ礼だ心だ気配りだなんてのは、釈迦に鉄砲ジャギに説法隣の客は小龍包だ。
そして、もう1つ。
はてなブックマークはもう随分と前から2ちゃんねる化してる。
アジアの安全な食べ物 中国の7色に輝く河川と食品のはてなブックマーク を見てみると良い。これが2ちゃんねるでなければ一体何なのだ。
馬鹿向けの娯楽を悪意有る馬鹿が作り、それを馬鹿が消費する。馬鹿による馬鹿の為の馬鹿の馬鹿だ。あまりにもくだらなすぎて、真面目に反論する奴なんて正味の話どこにもいない。皆が皆して「馬鹿の事だから」と誰もが我関せずで無視をする日本の二分化だ。
その中で、はてなという巨大なウェブサイトのトップのページにこのいようなありえない人種差別コンテンツへのリンクが堂々と貼られるという事態をよくない事であると認識するのは人として当然のことだ。そう認識出来ない奴はNEET引き篭もりネット癈人その類だ。ネット麻痺という大病により正常な神経を失っているのである。特定人種への酷い差別タグ、酷い差別コメントが散見されるを完全に放置は異常な事だ。
尋常成らざる酷いタグや酷いコメントを不可視にするは前もって用意しておくが当然の勤めだ。
さらに、はてなブックマークの真の被害者というものは、インターネットに接続していてもはてなブックマークが何であるのかを知ることは無い。はてなブックマークで嗤われていたり馬鹿にされていたとして、それに気がつくのは普通ではない人達だけである。普通の人即ち一般人は、アクセス解析などというものは有していないのだ。
そのような人々にとってのはてなブックマークとは、内容如何に関わらず完全なる陰口の場所、不可視の広場なのである。不可視であるからして、どのような酷い暴虐の行使が成されても、当事者がそれに気がつかなければその問題は解決する事はない。もちろん、気がついたとて当事者間で解決など出来るはずもないのだが、その前提が成り立たないのだ。
「気がつかないならいいではないか」というのは知らぬが仏という観点から見れば確かにそうであるのだが、遅れて気がつき不満を抱いた場合は場合はどうすればよいのか、という事を考えねばならない。理不尽な暴力を当事者間で解決?馬鹿げてる。
解法は1つ。
管理だ。
別に全てを隠蔽しろとは言わない。
それは、言う奴の方が"どちらかといえば"間違っている。
自由であることに対しては決定的な敵愾心を抱いてはいない。
ただ、巨大アクセスを持つウェブサイトからのリンクくらいは切れ。然り。
そして、この事がイコールはてなisイービルであるのには理由がある。
はてなには事実、検問や削除と言った超権力の行使は存在するのだ。
そして、それを度々行使し続けてきたという歴史があるのだ。
いわゆる悪徳企業からの抗議ではてなダイアリーのエントリーを削除するという行為を行ったり、言論の流通を圧殺する為にキーワードを何度も削除したりといった事を行ってきたのが株式会社はてなであり近藤淳也なのだ。
つまりはてなの放治とは真の放置ではなく、金と権力を有しているものには媚びへつらって靡き、「当事者間で解決しろ」などとは決して言わず、対して力も金も言論能力も持たない弱者に対してはお前らは座してoilを被って死ねとばかりに「ブックマークだから自由」「当事者間で解決しろ」と曰い放つ。それどころか、窓口すらない不条理悪徳企業そのものそれがはてなの正体である。
即ち、はてなは既に、既存のマスメディアと同じ病理の中にあるのだ。
強者に丁寧にたなびいて、弱者を蹂躙しながら暴利を貪る。
その体質の真っ直中に遠い昔から在るのである。
既存のマスコミはスポンサー企業や抗議圧力を有している団体への批判報道は行わず、弱者のプライバシーは過熱報道で破壊する。はてなはスポンサー企業や抗議圧力を有している団体の申し入れに対しては「当事者間で解決」などとは決して言わずに問答無用のトップダウンで検閲を行い、力も金も無い奴には屁理屈並べて死ねと言う。
その、パワーダブルスタンダードこそがはてなの邪悪さの根幹であり、道徳の無さなのだ。
誰かに迷惑がかかろうが知らず関せずで我が道を行くという、モラルハザードであるはてなのそれは、ちょうど柳沢ツヨシが誰かに迷惑がかかろうが知らず関せずで我が道を行き必死に小銭を掻き集めようと画策しているのとまったく同じなのである。
このような企業に伴う責任を有さずにいられるのは、インターネットという特異な場所の犯罪的な行き過ぎた自由故であり、インターネットはウェブサービスを作っている奴らからしてダブルスタンダード暴徒なのだ。
もう1つ、はてなブックマーカーが思想として選択すべきものの事柄を書く。
はてなブックマークのコメント機能を無くせ、などといった論を見てわたくしは天を仰いだ。ふざけるな。それは暴徒に負けてルールを変えろ、暴徒に敗れてシステムを変更しろという暴力を背景とした圧力の論であり、人類の敗北そのものであり、努力の放棄であり、生存停止のススメ全人類に対して自死しろと言っているのと同じ事だ。
それは断じて成らざる究極の間違いであり、決して思想として選択すべきではないものなのである。つまり、2ちゃんねる化は不可避であるが、それを管理によって一定レベルに押さえ込む事は可能なのであるからして、その努力を行えあるいは怠るなという考え方こそが正しいのである。
悪者の為のルールを作り、悪者のための設計をし、悪者に併合する形でいいもんに対してそのルールと設計を押し付け、不便を強いるとはまったくもっての言語道断、誤りである。
悪者、というのはたかだか1%あるいはその前後に過ぎない。
その程度の輩の為に何かを放棄しろと残りの99%に説くは愚行の極みである。
それを主するという事は「全てが2ちゃんねるになる」という事態を望んでいるのと同じおことであり、アンチ2ちゃんねる的なものという僕の立ち位置からすれば絶対に許容できない思考の置き場所である。必要なのは暴徒の排除もしくは隔離隠蔽である。
これは異常なことなのである。削除システムを用意せずにリリースし、それを自慢気に語れるなどは、真性あたまがおかしいオレイズムだ。即ちはてなには常識がない。常識がないのは悪い事ではないが、常識の無さにより特定の人を虐げる道具を平然と運営するには怒るに至る。
例えば少年犯罪の犯罪者の実名や顔写真といったものがはてなのトップページからリンクされるという事態は最初から起こりえたし、今も起こりえるし、母数が増えて大衆化が進めば間違いなく生じる。(そうする事が正義だと思っている奴らが大勢いるからだ)
同時に、特定個人への中傷ページをはてなのトップページ入りさせるという事も簡単にできる。(アカウントを50個取得して50ブックマークでトップページ入りさせる、なんてのは僕に言わせれば極めて簡単片手間で出来る事だ)
そのような事態が今のところ生じていないのは、はてなブックマークの母数が2000人以下であるという極限のマイナーツール状態だからにすぎない。
人間が増えればどこにでも、おかしい奴というのは紛れ込んでくるのである。
それを「ブックマークだから」と言って捨ててしまえる神経は異常そのものである。
はてなは当然にしてそのような事態、即ち特定個人のプライバシーに関するページや誹謗中傷のページがはてなのトップページに晒し上げられるという事態になっても「ブックマークだから自由です」とコメントするのだろう。というより、既にそれをやっている。
また二言目には「当事者間で解決しろ」と言うのだろう。
当事者のいない一方的rapeが当事者間で解決されるわけがない。
言うまでもなく一度インターネットに広まったものを回収することは不可能だ。
ワンピープルワンライフはそこで終わるのだ。
その暴虐が不愉快でならない。
とあるダイアリーのコメント欄で延々暴れていたような人間がそれを2ちゃんねるのような特定ウェブサイトに書き込んで、毎日30個のアカウントを作成して連日トップページ入りさせたらどうなるのか。
たかがコメント欄で実名を出されたくらいでぶち切れるような小者ブロガーのあらいざらいをどこかに書いて、毎日延々30個のアカウントを作成して連日トップページ入りさせたらどうなるのか。
そのような「真の悪意を持つ人間」あるいは「悪意ある振る舞いを平気で行える人間」に対して、モラルやマナーといったものは一切通用しないのである。それら「2ちゃんねる化」即ち「不健全化」への対抗手段は唯一、権力による絶対統治だけなのだ。24時間人を張り付けて「健全さを維持する努力」というものを行えばそれだけで解決する話なのである。そのような準備心構えが存在せぬは、まったくもって異常な事だ。
結局の所僕は、誰かが人生を傷つけられてインターネット自体をトラウマ化させるなんて光景はまっぴらごめんであるし、500時間1000時間かけて作り上げたウェブサイトの更新意欲を失う、あるいは閉鎖する、という事を行うような道具運営が成されていれば全力で否定するだろう。
そしてはてなブックマークは事実、そうであるのだ。
そして最後にもう一度だけ僕はきっとそれを書くだろう。
事実、アイムワンクエッション。
私は1つの問いである。
はてなのトップページに、特定個人への誹謗中傷サイトや、犯罪被害者のプライベート、あるいは少年犯罪加害者の実名や顔写真というものへのリンクが貼られたら、はてなはどうすんだ?
当然「当事者間で解決しろ」って言うんだよな?
とうぜん、「ブックマークは自由だから」って言うんだよな?
いや、それはもう既に行われている事なんだから、この問いは不適切だよな。