2006年4月1日土曜日
僕の遅さとインターネットの早さ。
僕は遅い。
何をさせても遅い。
ついていけない。
まったくもってついていけない。
インターネットは早すぎる。
少なくとも僕にとってブログを書くというのは大変に時間のかかる事柄であり、僕にとってブログを書くという作業は人生に用意された全ての時間を注ぎ込んでも尚成し遂げられないことである。そして、僕にとってブログを書くという物事は、人生の全てを注ぎ込むに値する事柄である。そんな事はどうだっていい。
僕は、自分の考えている事、あるいは思っていること即ち感情というものを、日本語に翻訳するのが物凄く苦手である。また、日本語への変換が成功したとして「やった、これで文章が出来た」と思っても、それをタイピングし終えるまで忘れないでいる、という事が出来ない。
確かに僕の脳みそは非常に出来が悪く、劣悪な品質のものではあるけれど、その出来損ないの、非常に質の悪い脳みそですら、僕の十指と比べれば遙かに大きな存在であり、どれだけ懸命に必死さを持ってタイピングを続けたところで、竹筒を流れてくるのは素麺でも桃でも無くて土石流、とてもではないがブログには出来ない。
となると僕に出来る唯一の手段は、とにかく時間をかけて考えて、溢れ出た物を拾い集めては反芻し、少しずつ、少しずつ成形し、文章にし、活字化し、ブログに変えていくという単純にして非常に非生産的、尚かつ退屈とも言える作業であり、投稿ボタンに辿り着くまでには膨大な時間が掛かる。
それに関しては、僕の十指と脳との無能さに責任があるし、言うならば好きこのんで(と書くと正確ではないけれど)やっているわけで、不平不満を言うつもりはない。
けれども、けれどもである。
ついていけないのである。
もう、御周知の所であるとは思うけれど、それはどういう事かというと、僅か数日前まではキッズgooのフィルタを通すとMumakたんの非常におだやかなブログは閲覧不可能であったのに対し、jin115の明らかに有害なブログはそっくりそのまま閲覧可能であった。
けれども、今し方、先ほどのエントリーの下稿、即ちあらすじ(即ちあれは下稿であり下書きである)を書いている最中にふとキッズgooのフィルタを通して前述の2つのブログを見てみたところ、なんと、この結果がまったく逆になっていたのである。
これはもう驚きであり、絶望である。
僕はここ数日にかけて頭の中で書き続けてきたブログの前口上の前提が970度覆されてしまったわけであり、インターネット的なスピードと、前時代的な自分のブログ書き速度の間の開きによって生じてしまった、自らのエントリーの死にも等しい死を目にして心底萎えた。
無論の事、悪いのは僕であり、たかがキッズgooのフィルタシステムのゆらぎによって覆されてしまうような文章は書くべきではない、という教訓のようなものは得られたのだけれど、やはりキッズgooのようなインターネットの物に関して書く場合は本当にもっと急がないと駄目だなあ。
もう1つ、googleの検索結果もこの数日で変化している。
先の投稿では、インターナショナル版のgoogleでは「welcom to gmail」が検索結果の一番上に表示される、と書いたのだけれど、それは数日前までの事であり、今現在ではインターナショナル版(ウェブ全体から検索)でも、一番上に表示されるのはwelcom to gmailではない。
これも、まあ、数日経てば変化するかもしれないので、とりあえずまで。
というわけでここにトラックバックするつもりで書いていたのだけれどなんかそれすらも遅いのかなぁ、と自らを非難するムードになってしまい、とても悲しい。まあ、書かねばならぬ事や書きたいことは山のようにあるのだから、たった1つのブログが駄目になってしまったくらいで、そんなに落ち込む事もないと自らを勇気づけて、やっぱりNTTレゾナントはやれば出来る子だと思ってたんだよ、僕は。最初から。