2006年4月2日日曜日

ブログを書くとはどういう事か。



ブログを書くという事は、誰かがそれを読むという事だ。
ブログにはコメント欄というものがあるからして、即ちコメントがつく。
イコール、ブログを書くという事は読みたくもない文章を読まされ続けるという事である。

ブログ、あるいはmixiといった類の物を始めようかどうか迷っている人は、その事を肝に銘じておくべきである。即ち、読みたくもない文章を読みたいと思うなら今すぐにでもブログを始めるべきであるし、読みたくもない文章など読みたくないと思うならば、始めるべきではない。馴れ合い属性のある人間に関しては知らないけれど、そんなにたいした違いは無いと思う。

至極単純な話である。

逆に、コメントを書くという事はどういう事かとうと、それは読みたくもない文章を特定の個人に読まし、対応を強制するという事であり、だから結果的に余程の気の迷い過ちの類が無い限り僕はコメントというものを決して書かない。

ならば、僕が読みたくもない文章を特定の個人に読ましたいと思った時はどうするかというと、ブログを書いてトラックバックをする。即ち、トラックバックハラスメントである。それが多分にそれ自体が嫌がらせ的性質を孕む物である事を理解しているし、そのような意図でやっている所もある。

即ち、僕にとってブログを書いてトラックバックを行うというのはコメントをつけるに等しいことであり、ブログを書くという作業とコメントをつけるという作業の差異は小さく些細なものであり、1に記名文責の明確さ、2にDELETEされない&DELETEしないという不消去性、3に、相手にトラックバックを読ませるイコール読みたくもない文章を読ませる事を強いるのに際し、相手に強いるのと同じ行動を自身も果たし努める事により責任を治める、といった、些細にして小さなものである。

つまり、その局面だけを取って見れば、僕はまるで嫌がらせを行うという極めてコミニケーション不全的な目的の為にブログを書いているようなものであり、「まあよい趣味をお持ちです事」などと憎まれ口を叩きたくなったりもする。




結局の所、ブログを書くという事はどういう事か、という問いに対する明確にして簡潔、最も適切であると思われる回答は「読みたくもない文章を読まされるという事」以外に思い浮かばぬのであり、ブログを書くという事は、読みたくもない文章を読まされるという事なのである。