2007年8月30日木曜日

週に二度くらい、物凄い全知全能感に満たされる時があって



「僕に出来ない事は無い」くらいの勢いで、超人モードになり、世界がバラ色に見えて、思考も完全なるポジティブに支配されて、やりたいことやらアイデアやらが次から次へと浮かびまくり、あれもこれもと手を付けまくり、全神経が興奮の坩堝と化し、物凄く行動的になり、夢を抱き、希望を胸にし、前途洋々輝ける未来が僕の行く先に広がっているように感じるのだけれど、最近になってそれが、一日丸々寝込むしか手の無い酷い頭痛の前兆である事に気がついてしまい、がっかりした。

それに気がつくまでは、この行動的で夢と希望に満ちあふれた超人モードこそが、本当の自分自身であり、日々の沈んだ気分の僕は引き篭もりに起因する精神衛生の悪化により生じた偽物なのだと考えており、全ては僕を妨げる頭痛が悪いのだという頭痛悪玉論を信じていたので、それが頭痛の前兆であり、頭痛は悪玉などではなく万能感の源であり、善玉であったのだと気がついてしまった時には、少なからずのショックを受けた。僕に出来る事なんて何一つない、ブログの1も書けやしない、と考えている方の僕こそが本物なのか、と。

極限の万能感、あるいは「希望に満ちあふれた状態」は、頭痛が来るまでの1時間半から3時間くらい持続するので、それだけの時間があれば必ず、思い浮かんだやりたい事を成し遂げられると毎回懲りずに確信し、今だとばかりに走り出すのだけれど、頭痛が全てを飲み込み全てを失わせてしまう。

その後に残るのは「いったい僕は何がしたかったんだっけ?」と思わず頭を抱えてしまう、意味不明なまでに実現不可能なノイズに等しい、走り書きされた.howmの山と、途方もないキラキラ七色金ピカの、夢や希望のTODOリスト。そのあまりの眩さと無邪気さに圧迫されて、自分の行い全てに対して否定的な感情を抱いてしまう。それら極限までに去勢された負の感情を払拭するには次の頭痛を待たねばならない。僕はどこにいて、何を望み、何を夢見て、何を待っているんだろう。