
「2.0、って何2.0?」
「言わなくたって、わかるだろ。」
小細工は一切無し。圧倒的なアイコン。
そこに描かれているものは2つの数字とコンマだけ。
WINDOWSで多様される凡庸なデフォルトカラーに白抜き文字。
世界中が待ちわびた伝説のゲームの続編。名作傑作多々あれど、PCゲームの歴史の中で「レースゲーム」が最大の領土を誇ったのはこの瞬間だった。たぶん。たぶん未来永劫。そうだろ?違うか?なあ、答えてくれよ、マイスイートハニー!
「コレハ デンセツノ ゲームノ ゾクヘン デス」
「OH YES!YES!OH YES!」
「ソシテ デンセツノ ゲーム デス」
「OH YES!YES!SHIT!OH YES!」

起動と同時に出現するハリガネムシ。
ありとあらゆるものを切り捨て、極限まで特化し、
伝説のゲームソフトの為だけに完成させられたユーザーインターフェース。

うねうね、うねうね、最高にCOOLだ!
ここでも使用カラーは一色のみ。

シャキーン!

ピッキーン!

ギュイーン!
網膜を通じて脳へと直通でフィードバックされるキー入力。
こんなにもCOOLなユーザーインターフェースが他にあっただろうか?
いや、無い。断じてない。金輪際、そして金輪際。