2007年11月18日日曜日

顔写真をウェブサイトにアップロードしないでください。



インターネットサーフィンをしていると顔写真を出している人の文章やなんかに出合う事があって、「これは外道の顔だ」とか「これは詐欺師の顔だ」とか「これは善人面ぶった悪人の顔だ」とか、そういうふうな判断を脳の側が勝手に行ってしまう。

思い返してみればそれらオートメイション化されたレッテル張りのほとんどが、僕の個人的な過去の体験に基づいている。嫌な記憶、憎しみの記憶というのは強烈なもので、何を見ても目と鼻さえついていれば、どうしても、そういう体に染みついた嫌悪感と結びつけられてしまう。

それはおそらく、僕にだけ起こりうる話ではなくて、誰しも、人生史上最大の悪人にそっくりな顔をしている人の書いた文章やら存在やらに、なにやらどんよりとした憎しみというか、嫌悪感のようなものを抱かずには居られないだろう。

もちろん逆の場合もあるだろう。好意を抱いていた素晴らしい人にうりふたつだから、この人の言っていることは多分正しい、みたいな先入観。顔写真をウェブサイトにアップロードしている人というのは、そういったイメージング効果を狙っているのである。「こういう顔をした人は」「こういう人である」という人々の先入観を利用した戦略である。それ以前に、我等がワールドワイドウェブでは、「顔写真をウェブサイトにアップロードしている」という事実だけで人々はそれを無意識のうちにポジティブなポイントとして受け取る。

僕はそういった類のくだらない小手先も嫌いであるし、どんな顔であっても相手が人間というだけで敵愾心を抑えられないので、顔写真は出さないでください。俺は火星人です、とか俺はbotです、俺は世間では梅田望夫と呼ばれている新種の原核生物です、くらいの雰囲気でお願いします。私達みんなの一人一人のちょっとした努力でインターネットを非人間的で夢のある幸せ空間へと変えて行きましょう。