2008年3月12日水曜日

ゴールまで一歩の距離で。



戻るで文章飛ばないようにするにはテキストエディタで書けばいい、というのは確かに正しい意見ではあるのだけれど、テキストエディタで書くという事は、投稿ボタンから遠く離れた場所で文章を書く、という事だ。

「そこに投稿ボタンがある」という、言うならば核のボタンを手に持った状態で書き上がる文章と、「投稿ボタンは遠くになりにけり」なテキストエディタ上で書き上がる文章は、どうしても違うものになってしまう。

どちらが好きで、どちらが嫌い、というわけではない。けれども、「そこに投稿ボタンがある」という状態で書きたい果断さ、蛮勇が必要なエントリーは、ブラウザの投稿画面で書きたいし、「投稿ボタンは遙か彼方に」という状態で書きたい慎重さ、臆病さが必要なエントリーは、テキストエディタで書きたい。

つまり、「戻るで文章が飛んでしまう人に必要なツール」は「ブラウザでテキスト領域に文字を入力するときに、自分の好きなエディタを使えるツール(AreaEditorやMozEx)」ではなく、「ブラウザでテキスト領域に入力した文字のバックアップを取ってくれるツール」である。(わかりやすく言うとキーロガー的なツール。テキストロガー。)

以前は「Ctrl+Enter」に全てのテキストを選択してコピーという操作を割り振って、クリップボード拡張ツールを用いる事で随時手動でバックアップをとっていたのだけれど、OSの再インストールをしたせいで、手動バックアップシステムが失われてしまった所に、戻るで文章飛んでしまった。

まあ、戻るで文章飛んでもそんなに沈む必要はない。僕の脳みそは上手い具合に物忘れして、半年もすればまた、あらたな気分で書けるのだ。