2008年10月6日月曜日

リプレイ vs ユーチューブ。



ゲームソフトに内蔵されているリプレイ再生機能の多くには、シークバーがなく、リプレイを共有する方法も無い。一方で、動画サイトにリプレイ動画をアップロードすれば、簡単にリプレイを他の人と共有する事が出来る。その上に、コメント欄まで付いてくるので、動画を見た人と込みにケーションを取る事も出来る。また、シークバーもあるし、個人のブログなどに動画を埋め込む事も出来る。正に、至れり尽くせりだ。そんな動画共有サイトに匹敵する、「リプレイビューア」を作るのはもはや不可能だ。ゲーム開発者が負担出来る領域ではない。

かつては「購入者の為に動画の公開は差し控えていただく」という主張が正しかったけれど、今現在においては、「購入者の為に動画の公開を許可する」という主張の方が、遙かに正しくなってしまった。もちろん、どちらを選択するかは、ゲームを作った人の自由であり、どちらも正しい事には変わりはない。

東方の作者さんも、かつて熱心なユーザーさんに公開差し止めを迫ったという過去がある分、今になってそれを公に翻すのは、その公開を停止させてしまったユーザーさんや、それに伴い公開を自粛させてきたユーザーさんに申し訳が立たないと、心苦しく思っておられるのではないかなあ、と僕は勝手に想像している。

1ゲームプレイヤーの立場からすれば、全てがトレジャーのように動画まで自由になればいいのに、と僕は思うけれど。ゲーマーにとってゲームとは、人生の掛け替えのない一部分であるし、ゲームが人と人とを繋いでゆくのは、素晴らしいことであると思うし。