身近にあるものをなじり続けるだけの簡単な人生です。



おはようございます!おはようございます!目覚めることに決めました。そして僕は今、起きました。目が覚めました。いっぱい寝ました。起きました。何度も何度も寝直して、今起きました。起きることに決めました。頬が弛んでいます。ニヤついています。笑っています。理由はありません。早い話がアンインストールハイです。僕は1人です。もう1人です。冬の真夜中の強い風が外で物音を立てています。僕はキーボードを叩いています。

何一つ行う事の無い人生、というのは、それそれで素敵なものなのではないでしょうか。今はそう思います。幸薄いゲームをプレイし続け、ある時は勝利し、ある時は敗北を味わいました。それら自らのプレイによって、あるいはチームメイトと対戦相手の力関係によって導かれる勝利や敗北という結果とは無関係に、また次のゲームへと、次のゲームへと進み続けるのは、それはそれで素敵なものでした。けれども、ですよ。今僕は確信しています。なにも、それだけが素敵なわけではない。たとえば、たとえばです。何一つ行う事の無い人生というのも、それはそれでそれもまた、素敵なものなのではないでしょうか!僕は今、そう思うのです。

僕は、今、反省しています。悔いております。改めるつもりです。大いに反省しているのです。これまで、僕は、ブログというものを、酷く憎み、口汚く罵って参りました。ブログというものは、正しく、僕の憎むべきものであり、恨むべきものであると、確信していました。けれども、それは、間違いだったのです。大きな間違いだったのです。僕は、ただ、身近にあるものを、最も身近にあるものを、口汚く罵っていただけにすぎないのです。

たとえば、僕に部下がいたなら、僕は部下を罵り、立たせ、いびり、殴り、やがて退職に追いやったでしょう。もしも僕に妻がいたならば、僕は妻を罵り、いびり、殴り、唾を吐きかけていたでしょう。間違い有りません。僕はそういう男です。あるいは僕に血の繋がっていない娘がいたならば、僕は娘を罵り、いびり、殴り、いたずらをしていたでしょう。わかるのです。僕には見えるのです。僕という人間は、そういう男です。そういう人間なのです。この地球上で最も劣悪な、そういう部類の男なのです。

僕は、ただ、それを、そういう行為を、ブログというものに対して行ってきただけなのです。最も身近にあり、最も攻撃する事の出来る者を、ただ自らの欲望を満たすためだけに、口汚く罵っていただけなのです。「書けば書く程に惨めになった。書けば書く程に不幸になった。」とか、「ブログのせいで僕は絶望の中で死に行く羽目に陥った。」とか、よくよく考えてみると、ちゃんちゃらおかしいです。それはちゃんちゃらおかいしことです。

もちろん、それらは事実です。紛れもない事実です。僕がブログを書けば書く程に、真剣に書けば書く程に、僕の人生は荒み、一方的な苦しみだけが内側であるいは外側で進行し続けていたのは事実です。けれども、それが事実であるからと言って、その責任がブログにあるわけではありません。その責任は、僕にあるのです。ブログに責任はありません。全て僕が悪いのです。思い出してみてください!ブログを書き始めてから今日までの間に、僕は何をしましたか。一体何をしましたか。ブログを書こうとする以外に何をしましたか。ブログを投稿しようとする以外に何をしましたか。一体何をしましたか。いいですか。言いますよ。何もしていません。何一つしていません。

たとえばそこにブログが無かったとしても、僕は同じように不幸せになっていたでしょう。同じように何かに没頭し、そしてやがてはその何かを憎み、罵り、自らの責任などは一切認めずに、全ての責任をその「何か」に押しつけて、自分勝手に叫んでいたでしょう。「こうなったのは僕のせいじゃない。"何か"のせいだ。糞っくらえだ」と。たまたま今回はブログでありましたが、それはもしかして祖国であり、仕事であり、家庭であり、妻であり、そういった類のものであったのかもしれません。それが今回はただ、ブログであったというだけなのです。僕はただ、身近なものを、最も身近なものを、口汚くなじっていただけに過ぎないのです。それだけに過ぎないのです。

もう、身近なものを身近であるというだけの理由でなじるのはよそうではありませんか!手の届く範囲にあるものを、手の届く範囲にあるというだけで殴るのはよそうではありませんか!寒いのは嫌だという理由で暖かさを、辛いのは嫌だという理由で幸せを、求めるのはよそうではありませんか!そんな事をしても何にもならないのです。何にもならないのです。いい加減気がつくべきなのです。そして受け容れるべきなのです。昨日も一昨日も、昨年も一昨年も、何もなかったではありませんか。何一つ存在しなかったではありませんか。同じように、これからも何一つ存在しないのです。死ぬまでずっと存在しないのです。いい加減それに気がつくべきなのです。そう思ったので僕は起きました。おはようございます!おはようございます!目が覚めました。微笑んでいます。