首から上さえ無くなれば俺の人生は幾らかよくなる。



「あいつさえいなければ」などと世の人は思うらしいが、この部屋にあいつは居らず、いつも一人。「あの時ああしておれば」などと世の人は思うらしいが、我が人生にあの時は未だ訪れず昨日ばかりが延々と続く。首から上が無くなれば。首から上さえなくなればとそればかり、考え、願い、生きている。