笑顔、笑顔、また笑顔。



どうしようどうしよう頭痛い頭痛い。今の今まで何ともなかったのに突然頭痛い。吐くわ。吐くわ。元気がなくなる。元気が消える。体の中からしゅわしゅわと元気が失われて行く。元気がはじける。元気が飛ぶ。大事だ、大事だと仕方がなしに笑うけれども向日葵のようにはいかない。薄気味悪く、不気味に、半笑いになる。気持ちが悪い。部屋に鏡が無くて良かった。身も心もみな、見たくない物ばかりで出来ている。汚い。汚い。心が汚い。飛んで行く。元気が飛んで行く。動揺しては飛び行く元気のひとかけらに弱々しく心の手をやり掴み取ろうとするけれど逃げて行く元気。飛び去る元気に引き摺られて体が浮く。浮かび上がる。ふわふわ、ふわふわ、宙を漂う。笑う。笑う。口を閉じる勇気もない。なぜ頭痛。なぜ今頭痛。首から上のせいで僕の人生は滅茶苦茶だ。首から上さえなければ僕はもっとキスとかセックスとかfuckいっぱい出来た幸せな大学生とかいっぱいいっぱい希望に満ち溢れた平日を過ごせたろうに首から上のせいでこの忌々しい首から上のせいで笑ったまんまで息を吸い息を吐きブラウザを立ち上げキーボードを叩く無産階級にすらなれない。君は何を欲してキーボードを叩くんだ。何を欲してそんなに必死で毎日頑張っているんだ。そんなことをしても何にもならない。そんなことをしても君の望むようには行かない。悪い方に、悪い方にしか転がらない。けれどももはや今では表情を変える事すらできずにやにやと気持ち悪く、不愉快に、気持ち悪く笑うばかりでこんなまた頭痛が無くなれば頭痛に怯え、頭痛になれば口をすぼめて不平不満を待ちわびて頭痛はいねえか、頭痛はいねえかと戸口戸口を叩いて回るんだろう。どうしようどうしよう。弱い心に打ち勝てば弱い心そのものである悪の権化よ息絶え滅びろ。小者めが、小者めが。小心者めが頭が痛くてまた涙する。そんな笑顔の哀れなこと、哀れなこと、嘲笑嘲笑高笑い。