雲の中

全ての物事から逃げようと試みる日々を過しても命有る身で逃げ切れず、酷く落ち込んだり、心を痛めたり、辛い思いをしたり、そういう事が稀にあり、その度に何かをしようという気になり、僅かに心が奮い立ち、少しの勇気が芽生え、夢や希望が蘇り、それら前向きな気持ちは全て、心労を力に変える構造の生き物である自らへの失望感と憎しみへと化け、虚脱感だけを残して全て去る。顔を上げてキーボードを叩く。雲の中を漂うようだ。