俺のエントリがこんなにはてブされるわけがない。



僕が投稿ボタンを押したのは真夜中の3時1分の事で、そこから5時間くらい起きていたんだけど、0バズどころか衝撃の「ページビュー0」とか表示されたりしてしまうくらいで失意の中で眠りについたよ。失意と言っても、そんなだいそれた失意ではなく、「まず60日ブログを書いてから考えようと計画を立てたんだから、まだ僕はブログなんて書いていない。」「そうそうそうそう、スタートをしていないどころか、スタートラインに辿り着こうともしていないんだから、こんなもんだよ。僕がスタートラインに立ってよーいどんで本気を出したら、そりゃあもう世界はひっくり返るよ。」「僕はまだはじまっちゃあいないんだから、ノーダーメージ!はいノーダメージ残念でしたー。完全ノーダメージ今の無効ノーカウントー!」「俺の声はもはやもう誰にも届かないのかと落ち込む必要一切ナッシング!だって俺はまだはじまっちゃあいないんだからね!」などと、ありとあらゆる手を使って保身に務め、自らの身を守る為の思考回路だけを全力で働かせ、無理筋な空元気と必死なテンションで眠りについた。

そして「Abaを連想させる手法が汚い。」という、たいへん重要なフレーズを書き忘れた焦りに叩き起こされて、「あーそうか、このフレーズを使い忘れたからアクセス数0だったんだ」と尤もらしい理由が見つかったことに安堵しながらPCの電源を押し入れたら無茶苦茶人が来てたよ。びっくりしたよ。ちょうど一日前に長年のdota allstarsで得た経験の全てを投入して書いたキャラランクエントリが壮絶に爆死して「2ブクマ8バズくらいは行くはずだろ!インターネットはわかっちゃあいないよ。どうしてわかってくれないんだよ!」と、叫び悲しみ嗚咽しながら精神的に追い詰められて憤懣やるさか涙した次の日の出来事だったから、尚更ショックは大きくて本当に驚いたよ。ネパール人でも無ければ日本が大好きでもないのに、一晩でカレー屋になっちゃったよ。まいったね。カレーには良い思い出があまりないからカレー屋だけは避けたかったけれど、もうこの際だからカレー屋でいい。とりあえずカレー屋になれたから、次は華麗に見事な転職を決めてブロガーになりたい。「僕がカレー屋を辞めて天才カリスマアルファブロガーに転職した理由」とかいうエントリーで、カレー屋でお世話になった人達に気持ちの悪いマーブル模様の感謝文を書き連ねながら、月末までは有給消化中なので、暇な方一緒にカレーでも食べましょう!とか当たり障りのない投稿をしたい。カレーで無くても天丼でも寿司でもなんでもいいから食べたい。そして、「次の職場でのご活躍をお祈りしています」とかそういう無難なリプライを貰いまくりたい。「ネパールの国王っていい人そうだよね」などというたわいもない会話を「あなた、それ、違うよ」とキレ気味で訂正したい。

それでもやはり不可解で首を傾げてしまうような状況だったからいったいどんな人が僕のエントリーをブックマークしてくれたんだろうと思ってidを眺めたけど知らないidばかりだったよ。そして僕は思ったんだ。こんな事になっちゃったのは、きっとどこかの通りすがりの美人系というよりはかわいい系の中学二年生くらいの女の子が僕に一目惚れをして、複数アカウントで多重ブックマークで強引にホッテントリ入りさせてくれたんだ。そうなんだ。絶対そうだ。女の子というのは恥じらいを持つものだから、シャイだから、ホッテントリ入りを確認した後で、自作自演の多重ブックマークは全部削除しちゃったんだ。流石だね。やっぱり時代はブログだよ。日本人にはブログだよ。こんな事ってあるんだね。みんなありがとう。本当に嬉しかったよ。僕は幸せ者だよ。ちょっとだけカレーが好きになったよ。