また日曜日。

眠いのは眠っていないせいだし、だるいのも眠っていないせい。眠らないのは眠りたくないからで、眠りたくないのは眠ったところで元気になるばかりだと知っているから。元気になったところで、何もよくならないと知っているから。好きな人がいないのは誰かを好きになろうとしていないからで、愛されないのは愛されようとしていないから。生まれてきたのは前世の行いが悪かったからで、毎日が上手くいかないのは当然の報いを受けているから。幸せじゃないのは幸せになろうとしていないからで、支離滅裂を口走るのは眠たいから。眠たいのは確か、眠っていたのにすぐ起きたからで、せっかく眠っていたのにすぐ起きてしまったのは、眠っている気力を失ってしまったから。口を閉じる事が出来ない。大きく息を吸う事も出来ない。気紛れで移り気な、埃塗れの部屋の空気が、僕の胸元をウインドウショッピングしては立ち止まることすらなしに死んだ目で視線を寄越して帰って行く。窒素酸素の一粒までにも、幸せな家庭があるんだろうな。あったかい布団で眠るんだろうな。