藪から棒に酷い気分へ

振り返っても何時以来か思い出せないくらいに酷い気分で最悪で、眠るも起きるもままならない。酷い気分には慣れているつもりだし、普通の酷い気分には文法というものがあるから対処のしようもあるが、一切想定していなかった前触れも因果応報も無い予想外の酷い気分であるからして手の打ちようがない。なら観念して諦めるか、というわけにもいかずより酷い気分であった日の事を思い出して、その酷い気分で今の気分を上書きしてしまえ、という事で懸命に過去を振り返って今よりも酷い気分を探してみたものの、一向に見つからない。上書きできない程度の酷い気分は幾つか見つかったけれど、それらは上書きできる程のインパクトを持たないからして、今の気分を刷新することなく、ただ加算されて行くだけ。自動車とガソリンと人混みがあればこれ幸いと突っ込むところだけれど、そのどれもを持たないからして、不幸せは加速する。ビデオゲームでもやるかなあとかもアイデアとしては思いつきはするが、流石にこの規模ともなるとそんなしみったれたものではどうにもなるまい。電話一本で打ち上げてくれるドイツ製の原潜でもあればなあ。