何も見たくない何も知りたくない

知りたいことを調べないこと、近づきたいものを見ないこと、伝えたいことを飲み込むこと。離れる事、遠ざかる事、逃げる事。自分などは、まるで存在していないように振る舞うのが一番正しいのだと信じて生きる事。何かを守ろうと懸命に堪えてきたはずが、何も守れず全て壊れていくこと。時々とても酷い気分になるのは、貧弱な脳の認識力が時間に追いついていないだけ。真っ暗闇で目を閉じて、浮き沈む動揺としばらく踊れば、酷い気分と酷い現実が少しずつ擦り寄り、やがてマーブル底に沈んで、渇き以外はどうでもよくなる。