2013年2月14日木曜日

空を飛ぶ人は海を知らない

何かがうまくいかないと、その責任を自分に求めがちになるけれど、元を辿れば環境のせい。寒さの中で裸で居れば震えて死ぬし、焚き火の中で座っていれば焼けて死ぬ。土砂崩れの轟音の横では眠れないだろうし、北京の空気では息も出来まい。元を辿り、元を正し、元から取り除かなければ何一つうまくはいかない。何かがうまくいかないのは当人の責任ではないけれど、元を辿り、元を正し、元凶を排除しないのはあなた自身の責任である。ここでは全てがうまくいかない、それは当たり前の事なのだ。だってこんなにも寒いんだから。だってこんなにも暗いんだから。寒くて動けないなら暖かいところへ、暗くて見えないなら明るいところへ。地球のどこかは今も夏で、地球のどこかは今も朝だ。非難されるべきはうまくいかないことではなく、歩いていないことなのだ。目指して歩き続ければ、いつかは必ず辿り着く。空を飛ぶ人は海を知らない。

泳ぐのに情熱はいらない。

泳ぐのに必要なものは、水と筋肉である。水と筋肉があれば人は自ずから泳ぎ出す。そこには意志も情熱もいらない。僕はこんな人生に陥って尚、少しでも前に進みたい。米を炊く体力を失って豆腐をすすり、シャワーを浴びる気力を失って汗を摘まむ。ここにあるのは死体だ。腐っていないだけの死体だ。異臭...