ありえない場所に存在していた過去ログを発掘してしまい、その筆跡の下品さにげんなりした。自分自身がそのような事を考え、そのように表現しようとしていた、という事実はそれを読んでも決して蘇らず、どこかに住んでいた遠い国の遠い誰か、まったくの赤の他人が書いた文章にしか見えない。それでいて、「ああ、これを書いたのは僕なんだろうな」という事だけはなんとなく理解出来る気持ちの悪さ。毎日考えて、毎日思って、毎日悩んで苦しんで、時々嘘臭く笑ったりして、一生懸命生きて、そうして自らに軽蔑される人生。今日の自分もまたいつか。