2013年10月7日月曜日

EGMやべええええええ

5年前に蹴られるべきだったDEAMONをついにKickして、馴れ合いお友達チームから、勝つ為のチームに生まれ変わったEGが、kickしたDEAMONが組んだチームに、2-3で敗れる大波乱。勝敗を分けたのはチームDEAMONのstand in。

もはや誰も異論を挟む余地がなくなってしまったdota allstarsの歴史上最高のサポートプレイヤーであるEGMが、チームDEAMONに助太刀し、5ゲーム中4ゲームは完璧なプレイを記録してチームを救済。最終ゲームでも味方前衛の稚拙なプレイを帳消しにする大活躍で、EGMが居なければ負けていたと断言できる展開だった。

orange崩壊によって「勝てるチームのプレイヤー」としてのkyxyのキャリアがとりあえず終わってしまった上に、EGMはdendi以上の結果を残しているので、現代はEGM-dendi時代。820時代、zsmj時代、zsmj-820時代を経て820-zsmj時代を築いた伝説のサポートである820から約4年、再びシーンの頂点に純サポートプレイヤーが立つという異常事態。あと1つ2つアライエンスがnaviに勝ってタイトルを獲れば完全にEGM時代の到来だけれど、dendiは踏み止まれると思う。




同じサポートと言っても、820とEGMはスタイルが180度違う。

820はgangとroamに特化した、囮としての動きをし、ゲーム展開を動かす為のプレイヤーだった。ゲーム展開がすぐに硬直し、レーンフェイズの後は20分ファームしてドーンと当たってbuy back乱れ飛んでggという欠陥ゲームであるdota allstarsに対して、自らが迂闊な動きを行う事で相手に仕掛けさせ、その上で勝ちをつかみ取るというスタイルだった。

しかしEGMはご存じの通り、gangやroamといったタイプではなく、こそこそと味方の後ろをさまよって、前衛を敵のgangから守るのが基本スタイル。硬直しがちな欠陥ゲームであるdota allstarsを、任意のタイミングでさらに硬直させてしまうシーンの癌でありながら、ゲーム展開を動かしたい時は820と同じように動かす事も出来る卓上の空論に近い異常なサポート。

レーンフェイズにおいても、dota allstarsの主流である相手を仕留める為のサポートではなく、味方を守る為の動きに特化したプレイヤーであり、遠い昔に完全に途絶えたベビーシッターという役割を現代に蘇らせ、数多くの模倣者をも生んだシーンの改革者。

もちろん、混戦時の判断力やダメージの稼ぎ方、roamっぽく左右に大きく動いて仕掛ける判断力や立ち回りなども完璧で、さらにマルチタスクもこなせるという、コンプリートサポート。こういうゲームを見てしまうとdota2やりたくなってしまうよEGMやべええええええ。