LGDはtop laneにtpで入ったxiao8、元から居たyao、それにmidでxiaotujiのnaixを立ち上げを完了したddcのlichと3人で重厚な人混みを作り上げる事でiGのtop laneを完全に崩壊させ、visageのレベルとnsのfarmを完全に止める。
一人レーンに取り残されて、side soloを演じることになってしまったddのrubickはhao相手に無謀とも言えるダメージ交換を挑んだ上でベースに歩いて戻りsmokeを買い、再びhao相手のside soloへ。そしてレベル6になった瞬間にfull manaの状態でsmoke useという、まるでベルトコンベヤ上のロボットのような機械的な挙動を見せると、mid laneでodからアストラルを盗んでパーフェクトroam rubickの完成。
mid laneはというと、超一流のチームプレイヤーでしかなく、mid適正を持たない430に対して、mid lane適正を持つxiaotuji、同じくmid lane適正を持つddcというレーンで戦える強さを持った2人のプレイヤーを投入したことで、LGDが完全勝利。odですかそうですかだからどうかしましたか、という完璧なod封じのnaix+lich。mid lane duo。
僅か1ゲームで、jungle CM、midas CM、solo mid OD、stormのアンチになるはずのbf、強化されてnaixやstromのアンチになるはずのNS、solo mid midas、さらにはvisageと、現代シーンにおける様々なものを全て飲み込む流動性を見せたLGDがiGのいろんなものを完全に崩壊させて20-2のスコアで15分gg。ここまで印象的なゲームは久しぶりに見た。
しかもこれ、odよりも先にnaixをpickしてる。その上で、last pickにlichを選んでmid duoを選択してiGのpickを完全に潰すpick力の強さ。相手のpickを見てからプランチェンジし、強引にalcを担当させられてしまうyao先生のユーティリティ性能と献身性。先生がalcでside soloに行ったのを見た時はどうなることかと思ったけれど、1:45でTP使ってレーン構成を変えて勝つという謎勝利。再現性については疑わしいけれど、LGDがLGDたる理由が詰まってて凄いゲームだった。
xiao8は技術的には極めて平凡な平均的トッププロでしななく、世界的強豪の前衛としては極めて微妙。それでもxiao8がLGDで前衛を務められ続けるには理由がある。そしてこのゲームの展開にその理由の全てが詰まっている。欠陥戦略と心中し続ける失敗を繰り返し続けてなお、LGDが戦略のLGDで有り続ける理由もこれ。haoを放置してddを置き去りにしてTPというのは、チームのキャプテンにしか出来ない。pickerにしか出来ない。あのテレポートアウトを行えるのは世界中でxiao8一人だけ。
とりあえず2-1-1の430odはいつでも簡単に潰せるという事を証明した。問題は3-1-1のdendi odであり、まずは3-1-1のmushi odか。もしもそのクラスのodをもLGDが簡単に潰せるのならば、odと言えども普通の強キャラでしかない。LGDにも潰せないならば、int吸収時間減少等のnerfが必要。batがあれだけ弱体化されたゲームなのだから、odも弱体化させれるのが当然の流れ。果たしてodを正面から潰す為の構成で、両サイドにfun1とxboctを擁するdendi odからアドバンテージを得る事は可能なのかどうか。
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