春一番

遠い昔に好きだった人とのキスにはじまる奇妙な長い夢を見て、目が覚めると巨大な岩にあけられたトンネルの側道を霧のような赤とんぼをかき分けて歩いていた。目が覚めると春の風が空を叩き、辺りを揺らしていた。希望の無い朝には違いないけれど、僕はまだ僅かながら諦めていないんだと思う。何をって、それはおそらくブログを。死なない人の心が悲しい、希望が悲しい。