2014年3月13日木曜日

春一番

遠い昔に好きだった人とのキスにはじまる奇妙な長い夢を見て、目が覚めると巨大な岩にあけられたトンネルの側道を霧のような赤とんぼをかき分けて歩いていた。目が覚めると春の風が空を叩き、辺りを揺らしていた。希望の無い朝には違いないけれど、僕はまだ僅かながら諦めていないんだと思う。何をって、それはおそらくブログを。死なない人の心が悲しい、希望が悲しい。

泳ぐのに情熱はいらない。

泳ぐのに必要なものは、水と筋肉である。水と筋肉があれば人は自ずから泳ぎ出す。そこには意志も情熱もいらない。僕はこんな人生に陥って尚、少しでも前に進みたい。米を炊く体力を失って豆腐をすすり、シャワーを浴びる気力を失って汗を摘まむ。ここにあるのは死体だ。腐っていないだけの死体だ。異臭...