1,empire散ってempireが来る。
招待の話はいつかするのでこの場では一切せずに置いておいて、欧州予選を2位で突破したのは本家empireではなく、第一次帝国のキャプテンgoblackと第二次帝国のキープレイヤーwana flyを抱えたSpiritでした。もうソビエトは強い所はほとんど全てempireのキープレイヤーが混ざっていて、empireの本業はソビエトを育てる仕事になってしまっている。そんな欧州予選をほぼ無風で首位突破したのは当然至極、全盛期kurokyでした。
2,ppdのpickは今日もおかしい。
ppdのpickがおかしい問題は今に始まったことではなく、tiのウイナーズ決勝で捨てゲーする人間なんで、そこに口出しするのは難しいのだけれど、ppdの所属するチームが一番強かった時期や一番輝いていた時期を遡っても、ppdの選択しているラストヒットを取らないサポートというプレイスタイルの成功者は彼だけであり、そしてまたppdがそのプレイスタイルの外側でプレイしようとすると、本人のプレイヤー性能問題による致命的な弱さだけが目につく。そしてppdのpickは今日もおかしい。けれども優勝準優勝準優勝と来て上海も本命という、ポスト歴史上最強時代のがっかり。
3,Allianceの不透明な強さ。
アライエンスの最大の強みは「弱いパーツが無い」ということであり、アライエンスにはrotkも居ないし、ppdも居ないし、jaxも居ないし、notailもmiracle-もw33も居ない。それがアライエンスの忘れられがちな最大の強みであり、欠点の無さという強みによって、LGDにも劣らないプレイヤーパワーを抱えたチームになっている事だけは確か。このバージョンにおけるアライエンス最大の問題は、勝率80%という完全に破綻した糞キャラクターを有していないことくらい。それが大きいのか、小さいのかはわからない。確かに、BANすれば終わりで、実際に彼らはそうしてる。
4,完全に破綻したキャラクターバランス。
勝率80%、残りの20%もjaxやらrotkやらpldで負けているだけで、dota allstars史上初と言っていいレベルのAuto winキャラクター。これは本当に酷い。アースピ導入記念でjaxを見に行ったら、jaxのアースピがどうでもいいレベルだったので、「ああ、これは大丈夫なのかな」と思った僕が馬鹿だった。どうでもいいレベルなのはそれがjaxだったからであり、真っ当なプレイヤーを抱えているチームがアースピを使えば80%。しかも上海はこのバージョンでやるらしい。大きく損をするのは、役に立たないアースピをカードとして有してしまっているLiquidとSecret。共に大きなチームではないので、小さな話ではあるけれど、pick&banはつまらなくなる。
5,nc win。
LoLを作りたいならとっととriotに行ってというMAP改変とsmiteにより、「不可能なレーンをどのように乗り越えるか」というside solo playerの面白さが完全に消えた。真面目にレーンをやるよりも、鹿威しをキーボードの前に設置するだけで出来そうなsmite持ってのnc巡りの方がリターンが大きいというがっかりバランス。アースピ問題なんかよりもこちらの方が深刻で、dota allstarsは死んだと言ってもいいレベル。MAP改変してsmite持ってside soloの多様性が増えたという意見は完全なお門違い。あからさまに捏造された強キャラクターであるvoidとldが踊るside soloのどこが多様性なんですか。dota allstarsは死にました。サモナーレベルを10にしてsmite持ってジャングルに行きましょう。繰り返しますが、これは弱体化調整を繰り返せば解決するアースピなんかよりも遙かに深刻です。僕にだって出来るレベルどころか、鹿威しをキーボードの前に設置するだけで出来るレベルのプレイを見る為にリプレイをダウンロードしてるんじゃないです。史上最強のside solo zai、そして人外kyxy the monster、世界最強yyfは遠くになりて、このMAPとsmiteが存在するバージョンにおいては、もう二度と現れない。プールから水を抜いて「世界水泳ですから泳いで!」と言ってるレベルの改悪。この先どれだけリプレイが作られても、3手という不可能性を抱えた最も奇妙な存在がリプレイを面白くする事は二度とありません。
6,EHome戴冠。
EHomeは戴冠したのですが、ppdが捨てゲーしてるので、こればかりはなんとも。「捨てゲー率も含めて強さ」という言葉がppdに対しては当てはまらないのは皆様ご存じの通り。
7,またもチェーゼェが北米代表。
eSportsというものには国境が無かったはずが、何故か地域代表制になってしまっている現状で、欧州の2流プレイヤーを3人引き抜いただけで4大会連続で国際大会のチケットを取ってしまったスウェーデン人3人のCoL。それを見て何かに気がついたのか、大黒柱レソリュがemprieから北米へと流出。地域代表制がeSportsシーンを面白くする事は決してないのだけれど、こればかりは仕方が無いか。
8,HGT解体。
拒絶者がiGに引き抜かれ、始まったばかりのHGTは事実上の終了。430もzsmjも、サポートに転じるタイミングを逸し、サポートに転じたMMYは世界最高のサポートをもう長くやっている。w33とmiracle-が普通に効き、rtzとsumaiLが天下を取った中で、中国は培ってきたプレイヤー資産と、若い才能が噛み合ってない。
9,OGの復活とOGの終わり。
フランクフルトでOGが勝てたのはそういう時代だったから、という事に尽きる。なので、そこからのOGの一休み感は当然のことだったんだけれど、一定の強さまではきちんと戻った。ただ、この構成のチームが世界大会を勝てたのは、あの時代だったからであり、一定の結果を出せるOGは復活したし、何かを獲れるOGは終わった。
10,どうしようもないrotk。
どうしようもない。rotkは20年中堅チームでやっていれば(40回Majorイベントを戦えば)、1回は優勝出来ると僕が言い続けてきた人物であり、その評価のままの結果に。優勝確率5%でいいチームならば最高のプレイヤーなんだけれど、LGDは100%優勝しなければならない構造のチームであり、全ての不幸はyao先生が休みたいって言ったこと。yao先生が休みたいって言った以上は、キャプテンrotkに対する代替案は存在しなかった。yao先生が休みたいと言っていなければyao先生で1つ2つ獲れたろうし、sylarは100%の仕事をしても負けてしまうのでますますやつれるし、rotkはしんだし、みんな不幸になってしまった。ただ、一時期はmaybeとdaiさんの状態が悪すぎたこともあり、LGDの鳴かず飛ばずは全てがrotkだけの責任ではない。
あたまいたいのすこしよくなった。