新しいものなんてない。

意識が上がって、瞼が落ちて、意識が上がって、瞼が落ちて、その繰り返しで日はめくられる。最後に笑ったのがいつだったかも思い出せないし、最後に泣いたのがいつだったのかも思い出せない。常に不機嫌で、常に不愉快で、血に混じった鉋が心音を削っていく。変えるべき世界は無い。変えるべき自分はもう居ない。